所有物件に築古木造、２ＤＫ約４０平米が
ある。そんなある日、デリヘルの待機所に
使えないか問い合わせがあった。
確かに入居者の間口を広げるため事務所可と
はしていたがまさかデリヘルからオファーが
来るとは思わなかった。
確かに考えてみれば場所は国道１６号近く、
この国道、便利な国道で飲食店、ホームセン
ターやら遊戯施設にホテル街等々、車さえ
あれば何でも揃う。だからデリヘル需要が
あってもおかしくはない。
聞けばデリヘルはその仕事場を確保するのが
難しいという。仕事が仕事だけに忌避する
オーナーもおり、許可物件だけを揃えた専門
物件サイトも存在する。
だから高い家賃で貸せる可能性大なのである
では、この問合せは私にとってチャンスか？
と思いきや、残念ながらそうでは無かった。
理由を記す前にデリヘルにかかる規制を書い
ておきたい。
※これらの条件の無い営業は違法である。
銀行からの一括返済請求、これからの取引が
出来なくなるかもしれないので要注意！
＜デリヘルにかかる規制＞
■デリヘル事務所（事務仕事、電話応対のみ）
・特に場所的な規制は無し
・開業にあたり管轄の警察署に届出が必要
■デリヘル待機所（スタッフ女性の常駐場所）
・学校の近くでの開設禁止
・開業にあたり管轄の警察署に届出が必要
読んでみて察しが付くと思うが、今回の場合
そもそも本物件は学校のそばにある。
（しかも２校！）
この時点でＮＧなので、遵法性の有無を確認
させて、泣く泣く？事実上のお断りをさせて
いただいた。
先と重なる部分があるが、デリヘル業者誘致
の場合に確認するべきことと手順は主に以下
の２つ
１；遵法性の確認（届け出）
→ 大前提としてそもそも管轄の警察へ
届け出は成されているか？
→ 実際に届け出のコピーを提出させる
→ 届け出を持って管轄の警察署に確認を
取る（あるいは管理会社に取らせる）
２；遵法性の確認（立地）
→ 届け出が出ていても、学校の近くなど
場所的に開業が禁止されている場合が
あるので、開業届の有無と併せて管轄
警察に確認を取る。
３；人間性
→ 届け出が出ていてもまだアングラな
人が経営に携わっている場合があるの
も事実である。この辺は管理会社の人
にお任せして判断していただくのが
良い。たとえチャンスを逃しても
トラブルの芽を抱え込むよりは良い
だろう。
おまけ；スタッフ女性のチェック
→ とりあえずは不要（笑）重要そうだが
それは最後のお楽しみということで、
最後に反社の関わりがある違法デリヘル
業者との取引が発覚すると銀行から一括
返済を迫られる場合があるので要注意！！
あと、これからの銀行融資がNGになる
かもなのでその辺の注意も必要ですね。
いやぁ不動産投資って本当に奥が深いですね
追伸
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