早く空き家を売却するために~売却プロセス_前編~

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今回は売却、特に「売り方」について記して
いきます。

目的は安く買いたたかれないこと、早く売却
するためです。

<<売却の前に>>
◆火災保険は解約するな
 前回も書きましたが、火災保険は解約せず
保険金で賄える修繕をしてください。

最近は保険を使うリフォームをしてくれる
業者さんがいます。もちろん保険請求の資料
も作ってくれるのでその辺も大助かりです

ただし、全て保険金内で収まる業者を使い
ましょう。
保険金とは別に”コンサル料”をボッタクる
のもいるので要注意です。

話が逸れました。もちろん、これは「指値」
と言われる値段交渉のスキを与えないため
です。

◆物件価格を知ろう!
・積算価格と言われるものがあります。
https://fudousan-kyokasho.com/cumulative-price-925
金融機関が評価に用いる考え方で、
土地の固定資産税評価路線価と耐用年数を
考慮した建物価格の合算値です。

・収益還元法
 近隣の類似物件の家賃と利回りから計算
した価格です。

・近隣の売買取引事例価格

<相続税納付の期限があるとき>

◆買取業者を使う
ただし、安く買い叩かれる覚悟で使います。

特に仲介契約も同時に結ぼうとする業者は
要注意です。買取査定額を出させてから仲介
契約を結び、期限内に買い取らせてください

実際に遭った話ですが、買取査定と同時に
仲介契約を結んだは良いものの、実際は仲介
も買取査定もせず、納付期限を狙って恐らく
思い切り買い叩こうとする業者に遭ったこと
があります。

いわゆる、悪徳業者ですね。

私の場合は下に記すようにリスクヘッジの
一環として、一般媒介契約で他の業者にも
仲介を任せたおかげで、その罠にはまらずに
済みました。

◆収益不動産業者に任せる
安く買いたたかれるかもしれませんが、
収益還元法で、近隣物件の利回りより高め
で売れる可能性があるので、エリアの人気に
もよりますが、割と高く早く売れる可能性が
出てきます。

<出来るだけ仲介業者はバラせ!>

多くの場合、仲介業者を使うことと思います
売買仲介契約の形態で専任と一般があります

ザックリと違いを記しますと、
・専任:単一の業者だけに仲介を任せる
・一般:複数の業者に仲介を任せられる

お勧めは、一般契約で出来るだけ複数の業者
に任せることです。

なぜなら、仲介業者は「両手」を好みます
※両手:買主、売主の両方から手数料を
受け取ること。ちなみに海外では禁止

この「両手」が曲者で、はやく仲介手数料を
取るべく、多少物件価格を下げさせて売却
させるインセンティブの基になるからです。
海外で禁止される理由がここにあります。

こうなると、高く早く売る可能性が薄れます

では、どうするか。

一般媒介契約で出来るだけ多くの仲介業者と
契約をします。

仲介業者を大別するとザックリ、こんな感じ
でしょうか。

大手、地場業者、収益不動産業者、

多くの場合、大手に専任で話を持ち込むよう
ですが、大手だから安心というのは曲者で、
平気で「両手」をしかけてくるのもいるよう
です。

そして特に屋内の状態が「残念な」場合は、
収益不動産業者は心強いです。

見込み客にリフォームを安くできる買主が
いる場合があるからです。

しかも、不動産投資が根付いている昨今、
その「見込み客」は確実に増えています。

高くは売れないかもですが、早く売れる
可能性は出てくるので話を持ち掛ける価値
はあるでしょう。

<ここで注意点があります。>

たまにSNSで直接、資格のない者が直接
買い取る旨の広告を出しますが、無視して
下さい。

万が一”反社”だったら目も当てられません

仲介手数料を省きたいために直接取引をする
のはリスキーです。用心棒代と割り切って
払うものは払って、業者に任せましょう。

<もう一つ注意>
仮にレインズや業者のサイトに掲載する場合
物件の詳細住所の掲載を断ってください。

別の仲介業者からのDMが来て仲介の売込み
が来る場合があるからです。

あまり売る能力が無いのでこういったお茶目
をします。相手にすると運気が下がるので
掲載時に物件の詳細住所の表示は避けるよう
忘れずに伝えましょう。

いやぁ、不動産投資って奥が深いですね。

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